淡々とOL。

夢は、働きつづけること。

本(エッセイ)

私の体が受け止めてくれているもの。-『イヤシノウタ』吉本ばなな

この感覚。 体は、私のために私の隠された気持ちを、一生表に出てくることのない痛みを、どれだけ肩代わりしてくれているんだろう。 私はまだまだ、吉本ばななさんの書くものを読んでいくんだろうなあ。

飾らない言葉。ー『場所はいつも旅先だった』松浦弥太郎

飾らない言葉って、こういう言葉のことをいうんだと知った。 露骨でも、明瞭なのでもなくて、ただただ“飾らない言葉”。 人の心の中を読んでるような気分になって、読んでる間ひたすら心がざわつき、ドキドキした。 松浦弥太郎さんの、“ていねいな暮らし”系の…

走らなくても楽しいマラソン本。-『海外マラソンRun Run旅 』 たかぎなおこ

たかぎなおこさんのマラソン本(コミックエッセイ)、4冊目。 私はマラソンは全くしませんが笑、それでも本当に楽しく読めます。感覚としては、旅行本にマラソンの内容が入っている、という感じ。たかぎなおこさんの他のコミックエッセイは読んだけど、マラ…

女はしんどいけれど、男もしんどい。ー『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』ジェーン・スー

こういう本を書く人で、ただ毒舌な人って多いような気がするのですが ジェーン・スーさんは違う。 ちょっと軍隊っぽい独特な語り口調は読んでいると意外と心地いい。 私自身働いていて、かつ独身です。 「結婚しないの?」「子供は早く作った方がいいよ」「…

通勤読書に、コミックエッセイはおすすめ。ー『親孝行できるかな?』たかぎなおこ

コミックエッセイって似たものが多いなあ~…と思っていたのですが、 たかぎなおこさんのコミックエッセイは何を読んでも面白い。(funnyでもありinterestingでもあり) 眠くなってしまいがちな通勤時、ちょっと気分が重い時は、「本を読む気分じゃないなあ……

自分の人生を生きる幸せ。ー『恋する理由』滝川クリステル

「私はちゃんと自分の幸せを見つけたの。あなたも“自分の幸せ”を見つけなさい。」 滝川クリステルさんのお母さんの言葉が素敵。 自由に自分の人生を選び、生きること。 人の目、世間体よりもずっとずっと大事なこと。 この本を読んで、勇気づけられる女性は…

『ごはんのことばかり100話とちょっと』よしもとばなな

本当に短い、メモのようなエッセイが100話。1つ1つがあまりに短くて、 ってそんなことは本をパラパラめくればわかることなんだけれど、 実際に読み進めてみるとものすごく新鮮だった。もっとこういう本を出してほしいと思ったくらい。

『上野千鶴子のサバイバル語録』

1番刺さったのは下記のような言葉。 親業のゴールは、子に「あなたはもう要らない」と言ってもらうこと。 私は、私の親に対してはいつでも「あなたはもう要らない」と言える。 それは仲違いしているからではなく、親が私に充分な食事と教育を与えてくれたか…

『北欧女子オーサが見つけた日本の不思議』

誰にでもオススメできる本、ってなかなかないと思うんですが、これはオススメ。四コマ漫画だからっていうのもあるけど、 読みやすくて、明るい気持ちになって、新たな発見がある。 通勤時に読むのもいいと思います。日本語の使い方・組み合わせ方が面白いし…

『僕たちは美しく生きていけるだろうか。』茂木健一郎

心身を壊すことなく生きていくために、 小さな息抜きは本当に大切。 茂木さんが養老孟司先生に言われたという、 す 塀の上を歩くんだ。 でも、塀から落ちちゃいけないよ。 というような言葉が印象に残った。 しがらみと、自由。 塀から落ちたら生きていけな…

『ジョンとばななの幸せって何ですか』吉本ばなな&ジョン・キム

ばななさんの、 「考えないでいよう」という世の中だけど、 考えることは本当に素晴らしいことだよ。 というような文章と ジョン・キムさんの、 あなたが何か行動を起こそうとする時、 あなたは、あなたを大切に思う人にも、そうでない人にも、 その理由を説…

『女ひとり寿司』湯山玲子

日本にあるお寿司屋さんの、店内での話。 なのにまるで秘境の旅行記を読んでいるような、知らない世界を覗くワクワク感がありました。独特の文体は、読む人を選ぶかもしれない。 でも私はすーっごく面白かったです。女がひとりで高級寿司店に行くことに対す…

『ベリーベリーグッド』松浦弥太郎

読み終わってすぐ、読書好きの友だちにメールでおすすめした。 雑誌oggiで連載されていたからか、 何となく、いくつか読んだ他の著書よりやわらかい。 本を読まない人でも“読んでいいかな”と思えるくらいの短いエッセイで、 仕事、生きる姿勢などの骨太な内…