飾らない言葉。ー『場所はいつも旅先だった』松浦弥太郎
飾らない言葉って、こういう言葉のことをいうんだと知った。
露骨でも、明瞭なのでもなくて、ただただ“飾らない言葉”。
人の心の中を読んでるような気分になって、読んでる間ひたすら心がざわつき、ドキドキした。
松浦弥太郎さんの、“ていねいな暮らし”系の本やビジネスに関する本しか読んだことがない人は、この本を読むと「えーっ!!!!」の連続なんじゃないかと思います。
私はひっくり返りました。
えっ、こういう人なの?って。
でも、読み終わる頃には全てがひとつなぎになっていって… 「だからこの人は魅力的なのか」というのがわかりました。
小説より小説みたいな半自伝的エッセイです。
何でこの本ベストセラーじゃないんだろうと思うくらい、個人的に気に入りました。